浜名湖「三湖物語」

浜名湖・庄内湖・猪鼻湖を見つめる三湖の物語

浜名湖の初夏@もち鰹「魚時」

目に青葉・山にホトトギス・初鰹。GWに入り、暑く感じる時間帯もあり、初夏の陽気と、雨が続き梅雨も間近といった季節となった。この時期の雨は、勘弁してくれよと思うのは、鰹漁に影響があるからだ。

「もち鰹」という鰹の保管方法を、ご存じだろうか。漁れた鰹の頭部に、衝撃を加え、血抜きをする保管方法で、気絶させ、死後硬直を遅らせるそうだ。こういった保管方法で、モチモチとした食感が味わえるのが、もち鰹!f:id:story-lake3:20220429124245j:image3月頃から、もち鰹がで始め、浜松まつりがあるGWに、取引価格のピークがくる様だ。もち鰹が食べられる、とても楽しみな季節だ。私が、よく買い求めに行くのは、雄踏にある鮮魚店「魚時」である。一度も会話をしたことない大将のキャラから、通称「てやんでぇ」とも呼んでいる。f:id:story-lake3:20220429131609j:image
f:id:story-lake3:20220429131603j:image看板を見る限り、舞阪港より水揚げされたものが入荷する様だが、調べた限り、静岡の遠州灘にある漁港と、和歌山県にある漁港でしか、このもち鰹は存在しないかと思う。

入荷する夕方前になると、もち鰹を買い求めるお客さんが並ぶ。一見、おっかなそうな大将が、手際よく捌いてくれて、速攻で帰り、食卓に並べる。やはり時間が経過してしまうと、死後硬直が始まり、モチモチした食感は無くなるから、早ければ早いほど、食感が良い。豊橋で、もち鰹を扱う料理店でも、21:00を過ぎたら、「もち鰹」との表記を、「鰹」に改めるというぐらい、鮮度が命の食べ方となる。

舞坂漁港や、御前崎漁港で水揚げされた、もち鰹は、陸送で浜松市内・湖西市内・豊橋市内の飲食店にも入って来て、いろんなポップを作って、入荷が告げられる。f:id:story-lake3:20220429132546j:imagef:id:story-lake3:20220429133922j:image
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こちらは豊橋市内で、私の好きな焼鳥店「鳥善」で入荷した、もち鰹を定食で。f:id:story-lake3:20220429133304j:image

こちらは、なんと!握ってもらいました!これは、たまらんかった!f:id:story-lake3:20220429133425j:image

大切なのは、ニンニクはMEGAですよね!f:id:story-lake3:20220429133455j:image

というように、初夏の訪れとともに、最高の味を楽しめる季節となりました!是非、ご賞味あれ!